大平街道
空気が乾燥して風の強い秋と冬の街道歩きでは、乾燥した強い風に吹かれ続けることによる唇へのダメージは、意外と無視できない。
具体的にどうなるかと言えば、次の日かその次の日に唇がガサガサに荒れるのだ。
これがダントツで一番ひどかったのが、2018年の11月下旬に「大平街道」を歩いたときのことだった。大平街道は中山道の妻籠宿の少し手前の大妻籠のあたりから伊那街道/三州街道の飯田までを結ぶ約40キロほどの道である。1日あれば踏破できるので夕方の日暮れ頃には飯田に到着した。さらに次の日は朝から夕方まで伊那街道を飯島あたりまで適当に散策してみた。んでその次の日、つまり3日目は、飯田市内でグルメ旅にしようと思って、朝から肉屋に併設された店でうまいものを食ったりしていたのだが、唇がガッサガサで分厚い皮がたくさん剥け始めていたので、ちょっと食べるのには気を遣った。
そこで有効だったのがメンソレータムのスティックタイプのリップクリームだ。
これ以来、リップスティックは常備するようになった。
ただ最近はそういったことを忘れていた。忘れていた中で、こないだの土曜日に桑名からの美濃街道を歩いたのだが、見事に、2日後の月曜日には唇が荒れていた。
まあ大平街道のときほどひどい荒れではなかったのだが。
今週末の土曜日に美濃街道/伊勢東街道の続きを歩くが、リップスティックは持っていかなあかんやろ。