街道ニュース
名鉄広見線は中山道の御嵩宿と大井宿の間を歩くためには重要な交通機関であるが、以前から、新可児駅から御嵩駅間の廃線が検討されてきた。つまり、御嵩宿へのアクセス駅が無くなる可能性があるということだ。
そのことについて、今日、御嵩町議会で存続を求める決議が採択されたようだ。下記、CBCニュースより。
自分は名古屋在住だが、御嵩宿から大井宿までのおよそ32キロメートルの道のりは自宅から一番近い非日常だと思っている。この間に鉄道駅は無い。店もほとんど無い。あるのは山。そして十三峠と呼ばれる難所がある。道標、石仏、未舗装の道、石畳の道などの遺構が、今でもたくさん残っている。自分にとって、すぐにでもタイムスリップできる区間である。
ところが新可児~御嵩が廃線になったら・・・西側の駅は日本ライン今渡駅になる。今渡から大井までは結構距離があるので、魅惑のタイムスリップをじっくり味わいながら歩くというわけにはいかなくなる。
そういうわけだから、中山道ウォーカーにとってもこの路線の存廃は重要事項なのである。
町議会では全会一致で存続の採決となったようで、街道ウォーカーとしても本当に感謝したい。
そして、6月に存廃の決定がなされるようなので、この行方は今後注視だ。
中野の渡しの渡し船についてはこのブログでも何度か取り上げてきた。
今日、ニュースをヲチしていたら、渡し船の今後について書かれた記事が掲載されていた。
今後の処遇についてはこのように書かれている。
しかし、一宮市、羽島市の両市民のほか、これまでに渡船を利用した人たちからの存続を願う声が多く、2026年3月まで愛知県が運営主体のまま運航されることがわかりました。
その後は、一宮市が渡船を引き取る決定がなされています。一宮市は現在、期間限定での渡船運航や、航路だけではなく木曽川の各所を巡る遊覧船といった利活用の方法を探っています。
とりあえず橋の完成とともに廃止という流れは回避できたようで。一宮市には感謝やね。
それにしても、「木曽川の名所を巡る遊覧船」というのはどういう構想なんだろうか。
一宮市の境界線と木曽川を地図で見てみたら、一宮市はけっこう広いのな。北の方には笠松湊に向かう宝江の渡しがある(鮎鮨街道)。んで、中野の渡しは市の南端近くに存在する。この2つの間に「起の渡し」がある(美濃路)。起と中野の間には東海道新幹線が通っているので、ここを船が通ると鳴ると新幹線の橋をくぐることになるのか。ちなみに新幹線のすぐ北側に「駒塚の渡し」がある(駒塚道)。渡し場はこれ以外にもいくつかあるようだ。
観光遊覧船が通る名所となると、やっぱ起は必須だろうか。宝江~笠松に関しては対岸の笠松湊が公園として整備されているが、こちらは一宮市じゃないから遊覧船巡りの候補地にはならないのかなぁ・・・?
先週の木曜日か金曜日あたりに、岐阜市ホームレス襲撃殺人事件というものを思い出し、当時の新聞記事や2ちゃんのスレなどを読んでいた。
この事件の被害者が住んでいた場所は中山道の途中にある河渡橋なので、自分はこの橋をいつも特別な感情を持って渡る。
そして今週に入って、ひさしぶりにネット怪談系っつーかオカルト系のなつかしい話に当たったのだが、そのなかで「リゾートバイト」をひっっっさしぶりに読んだ。
なんか月曜日に読んだ記事だと、最近は中高年の人が仕事を引退した後にリゾートバイトに行くのが増えているとか。そういうのを検索していたら久しぶりの怪談を見つけたのかもしれん。
これからオカルト系のなつかしいのを久しぶりに思い出しながら読み返したいと思っている。姦姦蛇螺とか、巨頭ヲとか、八尺様とか、リョウメンスクナとか、コトリバコとか・・・。もうほとんどディテイルは覚えていないのでね。
愛岐トンネル群のサイトで春の特別公開の案内が告知されている。5月2日(金)~6日(火・振替休日)の5日間のようだ。
これ。昨年、行きました。この日は映像中心に撮影していたので写真はほとんど良いのがないのですが、まあ2枚ほど。
新緑が深まる時期のちょっとした冒険だった。トンネルの中はジェントスのLEDフラッシュライトの出番ですw。
秋の公開には行けなかったので、今回は行きたいところだ。ゴールデンウィークの予定がもうひとつ出来た。
乗り物ニュースより:愛知―岐阜むすぶ「新たな橋」でコストコ行きやすくなる!? 橋の名前が正式決定 現在は“渡し船”
上記記事にこのような記述がある。
ちなみに、新濃尾大橋より1kmほど下流では、「中野の渡し」と呼ばれる愛知県営の渡し船が無料運航されています。木曽川で唯一残った渡し船で、県道羽島稲沢線の一部に位置付けられているものですが、新濃尾大橋の開通で存続の危機に立っています。
また、KURAKURAというサイトのニュースより:木曽川の「新濃尾大橋」がついに開通へ! 愛知と岐阜を結ぶ新ルートでアクセス性が向上【道路のニュース】
この記事でも最後にこのような記述が・・・。
ちなみに、新濃尾大橋の1kmほど下流には、木曽川に現存する唯一の渡し船「中野の渡し(愛知県営西中野渡船)」がある。現在は県道135号羽島稲沢線の一部に位置づけられ無料運行されているが、新濃尾大橋の開通後、その役目を終える見込みだ。
自分はこのブログで過去に、新濃尾大橋(仮称)が完成したら渡し船も役目を終えるだろうから早く乗っておくべきだと書いた。
上記エントリーを書いたのが2023年11月なので、1年5か月前。もうそんなに時間が経ったのかという感じだ。
ただ現在のところ、渡し船の公式情報を掲載している愛知県と羽島市のサイトには廃止時期についての記載はないので、新濃尾大橋の開通後すぐにでも廃止ということにはならないとは思うのだが・・・。いずれにせよ、乗っておいたほうが良いということだ。
ゴールデンウィークの予定が一つ、出来た。
さきほどyoutubeでこの度の台風の被害を見ていたら、なんと、中山道赤坂宿が大変なことになっている映像があった。
上記埋め込みリンクはクリックすると岐阜県大垣市の被害状況を伝える2分43秒あたりから開始される。大垣のいったいどこじゃ?と思ってみていたら、なんと、赤坂宿の町並みが水浸しになっている。。。。
「赤坂宿」って看板もたくさん見えるし、奥の方に火の見櫓が見える映像もあるから、これ赤坂宿で間違いない。
杭瀬川の水量も恐ろしいことになっている。
そういえばこの川にかかる橋が建て替え工事していたと思うけど、完成したのだろうか?
2024/05/03 追記。
下記記事は4/24に書いたもので、通行止め期間が完全復旧したかのように読めてしまうが、実際にはまだ一部に通行止区間があるため、訂正いたします。
ゴールデンウィークを前にして、妻籠~馬籠間の例の通行止区間が復旧したようだ。
正直、ここ最近はどこも宿泊費が高止まりしているので、ゴールデンウィークは泊まりの遠出をする気がなかった。ならばということで近場でどこに行くか考えていたのだが、近場はどこも行ったことがあるところばかり・・・。
そんな中の復旧だ。ゴールデンウィークに行く場所のひとつが自動的に決まったっつーもんだ。
先々週のお盆の時期になるが、大阪の梅田の「梅田墓」で人骨が1500体ほど発掘されたというニュースがあった。
梅田がかつての墓地であったことはなんとなく知っていたが、本件のニュースをいろいろ見ているうちに、江戸時代に「七墓巡り」なる行事があったことを伝える記事を見つけた。
5年前の記事ではあるが、産経でも「七墓巡り」についての記事を見つけた。
なんという・・・。江戸時代の浮世絵を見て往時の旧街道の情景を想像するのは、よくあることだが、まさか墓地巡りの浮世絵を見て想像するとは・・・。
しかもこの浮世絵に描かれている人たちは、それぞれが装備品を持参し、生き生きと楽しそうに歩いているではないか。
いつか街道歩きの延長で、七墓巡りをやってみようかなぁ・・・。
11日の出来事ではあるが、大湫神明神社のあの巨大な御神木が、倒れてしまった。
岐阜新聞:樹齢1000年超すご神木倒れる 瑞浪市、大雨の影響で
なんという悲しいニュース。新聞社が伝える地元の方々の声を見ていると、泣きそうになってしまった。
HDDの中に保存されている御神木の写真を、ここでうpしておく。
これは2018年1月27日の写真。当時は中山道の旅を三条大橋(京都)→日本橋(東京)に向かって進んでいて、大湫を通ったのは5日目のことだった。
そしてこれはさらに以前の2017年11月25日。
この灯籠も壊れてしまったかもしれない。