今渡街道
本日、ちょっとした休み時間に今渡街道と久々利街道について調べていたら、知らなかったことがわかった。
今渡街道は昨年の夏に歩いたので、今度は久々利街道を歩いてみたいのだが…以下略。
土曜日に多治見市図書館で調べてきた今渡街道のルート情報をもとに、GPSに食わせるトラックファイルを作成した。
多治見橋→根本駅までは正直、資料の情報を正確に汲み取ったか自信がなかった上に、多治見駅の北側は数年前に再開発したおかげかずいぶんと古い道が消失しているようだった。が、多治見市が公式で公開している情報や、どなたかがWebで公開されている情報、そしてGoogleマップで確認した結果などを頼りに、一応のルートを作成した次第である。駅北口付近の消失部分以外は、ほとんどが正確になぞっているんじゃないか、と信じている。
昨日2019年6月30日(土)。土日ともに雨の予報であったが、いざ土曜日の朝を迎えてみると、名古屋や多治見あたりではところにより雨は降るものの、おおむね曇の予報が出ていたので、昼前に着替えて外に出てみた。
家のドアを開けた瞬間、ものすごい熱気と湿気に驚いた。昨日の名古屋市の気象データでは、湿度が80%ほどあるではないか。
こりゃあザックが汗でしとしとになるんじゃないかと思いつつ、自宅の鍵をかけてGPSロガーをリセットし、地下鉄駅に向かった。名鉄名古屋で名鉄犬山線に乗り換え、向かった先は日本ライン今渡駅。中山道の「今渡の渡し」があった場所にほど近い駅である。
駅ちかくでメシを食おうかと思ったが、行こうと思った店はやっておらず、また店そのものがこのあたりは少ない。仕方がないので近隣のスーパーにあるイートインスペースでメシを食ったのだった・・・。
さて、ここ今渡の地は、中山道の今渡の渡しがあり、さらには名古屋に向かう上街道、多治見に向かう今渡街道への分岐でもある。今回は「今渡街道」なるものがどういうものか見るためにやってきたわけだが・・・時間がない上に雨が降ってきそうだったので、川をはさんだ向う側にある太田宿まで歩いて、電車で多治見まで行くことにした。そして多治見駅から多治見市図書館は目と鼻の先にある。車を使わない生活をする僕にとっては、実にありがたいことである。
多治見市図書館の検索システムで今渡街道と入力すると、そのものズバリ『今渡街道』という名の資料がヒットする。多治見はさすが陶器の地で、ここの図書館は陶器関係の書物や資料がたくさん揃っている。
『今渡街道』もその陶器関係の場所にあるらしい。なるほど今渡街道は多治見で作った陶器を運送する道でもあったわけだから、陶器関係なんだろう。・・・と思いつつ探していたのだが、なかなか見つからない。この日は夕方に用事があるので早く見つけないと時間が厳しいわけだが・・・どうしようか。諦めようか迷いつつ、もしやと思って郷土資料のコーナーを見てみたら、見つけた!
いざ地図を参照してみたのだが、一部わかりづらいところがあり、このとき自分が持っていた縮尺の小さい地図では判別ができない道があった。ちょっと自宅に帰って、国土地理院地図あたりで確認したほうが良さそうだ。
ネットで参考になるのは多治見市が公開しているウォーキングコースのpdf(今渡街道を巡るコース 96)だが、残念ながら太多線でいうと根本~姫~下切までの5キロほどしか載っていない。とは言え、この区間が最も分かりづらかった部分なので、とても助かる。
これらの情報をもとに、トラックを作成した上で、近々、今渡~多治見までを歩いてみることにする。