祭り
日曜日。始発で御油に向かったのだが、駅を出た瞬間に雨が降ってきた・・・。
もう電車で移動するしかないので、とりあえず隣の国府駅まで行ってみた・・・。あ、先週来たばっかやんけ。
国府駅に着いたころには雨はやんだので、御油まで歩いてみた。
その頃にはもう名古屋方面に戻るタイムリミットが迫っていたので、仕方なく名鉄電車に乗り、西へ向かった。
結局、御油では何も見られなかった・・・。残念。
昨日のエントリーの続きになるが、国府駅まで向かう名鉄電車の車内から、本宿駅あたりで、別の神輿か山車が神社のような場所にあって、そこに人が集まっているのが見えた。
この時期はいろんなところでまつりがあるんだなぁ、と思い、国府を出た後、とりあえず思いつきで本宿駅まで行ってみた。
そしたら、駅前に山車があるではないか!
しかし人が一人も居ない。まるでパラレルワールドではないか。タイムスリップどころか、違う時間軸の現代にでも飛ばされてもうたか???ww
まあそうやって暑い中を、のんびりのんびり旧東海道を西に向かって歩いてみることにした。体調がまだまだ優れないので・・・。とにかくのんびりだ。
すると遠くのほうか「ワッショイ!ワッショイ!」という声とともに楽器の音がかすかに聞こえてくる。
こちらが西に向かっていることもあり、東に向かう神輿はあっという間に近づいてきた。すれ違う時間はほんの10秒たらずだったけど、こっちまで気合が入ったよ。
さて、神輿が去った後に、近所の方にちょっと聞いてみた。あの神輿はどこからやってきたのか、と。
話によると、どうも近くの神明社から来たらしい。そして、後から調べてわかったことなのだが、この祭りは「本宿神明社の祇園祭」というらしい。
さっそく、本宿神明社に行ってみた。
ううむ・・・。東海道の本宿のあたりは何度も何度も歩いているが、このような神社があるとは知らなかった・・・。
というか、街道沿いはかなり昔からある大きな神社が、それこそいろんなところにある。ひとつひとつ巡ってみるのも面白いかもしれない。
さて神明社を出て、今度は東に向かうと、お供物が。やはり祭なんだと思わせる。
それにしてもさっきの神輿はどこに行ったんだろう・・・。東のこの先は大きな寺(法蔵寺)があるから、そこがゴール地点では???と思い、実際に行ってみたら、寺の大きな敷地内にそれらしき人たちが遠くから見えた。
ちょっと次の電車まで時間がなかったので、寺についたらすぐにUターンし、本宿駅に戻ってきた。
本宿駅から豊橋方面の電車に乗り、超早めのメシを食うために豊橋駅に向かった。
電車に乗りながら、考えていた。国府に行くときの電車内から見た神輿か山車のようなものは、一体なんだったんだろう、と。
後日Googleマップで確認したところ、その場所は本宿の東、国道1号線に合流する地点にあり、自分が神社だと思っていた場所の近くには公民館があって、その場所は公民館の敷地のようにも見える。法蔵寺からは目の鼻の先にあるので、もう少し歩いたら見つけられたということだった・・・。
先々週に脱水症状になったあたりから、2週間ほど、体調が悪い。
本来なら7月の週末ともなれば「東海道灼熱チャレンジ」と称して、毎年、桑名宿や四日市宿~亀山宿や、岡崎宿~吉田宿あたりを歩くのだが、今年はもうそんな体力的余裕はない。今の自分は、去年とは別人になってしまったようだ。なぜこうなってしまったのかは後日、別のエントリーで書いてみたい。
さてそんなわけで炎天下のロングのウォークは不可能だが、先週は1週間いろいろと気をつけたおかげで、外に出て軽い活動を行うことは可能になってきた。
なので今週は灼熱チャレンジを諦めて、この夏、東海道の各宿場町で開催される夏祭りを見に行ったり、歩くときはあまり行くことのない資料館や博物館に行くことに決めた。
さて。三河地方の東海道でこの時期、3つの祭りが開催される。
で、日曜日の12時ピッタリに国府夏まつりの拠点である国府大社神社に向かった。
この祭りの存在は知っていて、昨年2022年の灼熱チャレンジは7月31日(日)に見合駅~吉田宿までを歩いたのだが、そこで国府を通ったときにお祭りの雰囲気が伝わってきたのを、今でも覚えている。
国府に行く前に、ちょっと早めの昼食。某チェーン店の居酒屋でお刺身のランチを。
かなり露出がアンダーになってしまった・・・。
そして、名鉄2dayきっぷを引っ提げて、国府駅へ移動する。岡崎宿~吉田宿の区間は東海道の中では一番多く歩いている区間だから、道順はほぼほぼ完全に覚えている。
まずは、祭りの拠点となる、国府大社神社に行く。祝詞があげられ、煙火がドーンと鳴って、歌舞伎行列が始まった。
さて。僕がなぜ旧街道にこだわるかと言うと、タイムスリップ感に浸れる点に魅力を感じるからである。国府のあたりで言うと、藤川の松並木とか、御油の松並木とか、最高じゃないっすか。国府大社神社の大木は、あの大きさなんだから昔の旅人を見下ろしてきただろうし、今も令和の旅人を見下ろしているわけで。そういった、隔たりがある時間の連続性を感じるのが旧街道の旅なのです。
そして夏まつりも江戸時代を再現したようなもんやし。歌舞伎行列、煙火、山車・・・etc...
国府の他にも行く場所があって、現地に居たのはピッタリ3時間だったけど、とても印象深いタイムスリップ感だった。今でもまだ夢を見たかのような感覚だ。
youtubeで国府夏まつりで検索すると、秀逸な動画がいくつか出てくるので、チェックだ。