美濃路の名古屋札の辻での経路
美濃路、またの名を美濃街道と呼ぶ道の「名古屋札の辻」周辺での経路がよくわからなくなってきた。
自分は今まで札の辻を北上し、京町通を西に左折するルートを通っていた・・・(1)。
しかし、ちょっとした資料の作成のために先ほど閲覧した文書では、札の辻を西に左折しているのだ。・・・(2)
(1)と(2)は五条橋のすぐ西で合流する。
ちなみに(1)の左折ポイントである京町通との交差点には立派な道標があり、「左みのじ」と書かれている。。
ちなみに東と南はこれだ。
東の善光寺に向かう道が「下街道」と呼ばれるやつで、自分はこの道標のある場所が下街道と美濃路との分岐点だと思っていた。
ちなみにGoogleストリートビューでもこの道標の文字は確認できる。
「西みのじ」と書いてあるのは、「ここを西に行くのが美濃路だ」と言っているのではなく「西に向かえば美濃路にたどり着ける」という意味なのかもしれない。そういえば西以外の東、南、北についても、すべて、そちらの方向に行けばそこにたどり着けるという意味になっている。
こういうときに確認できる強力な資料を自分は持っている。『歴史街道 美濃路を歩く ~街道全図、宿場地図~』という1枚の大きなマップだ。コンパクトに折り畳まれ破れにくい紙を使用していることから、実際に歩きながら利用することを想定した地図なのだろう。表紙には「一宮市」と書かれているので、これが一宮市の公式見解と見て良いかと思う。
この地図を見たところ、札の辻を左折するルートになっていた。
他にもNetwork2010の美濃路 名古屋宿のページでも、同ルートになっている。そうか、このルートだと「四間道」を通ることになるわけだ。
近いうちに札の辻を左折するルートを通ってみようかと思う。