名古屋から信州の伊那路あるいは木曽路に向けて伸びている各種の中馬街道について、僕は1月から、いろんな図書館に出かけては、調べている。
これらや、周囲の街道を総合的に1枚のマップに表現できないかと考えている。
それ以前にも、2年ほど前に、名古屋を中心とした東海地方の主要な街道を1枚のpdfに描いてみたことがある。
紙に描くという選択肢はない。すぐに傷むし、拡張性に乏しい。拡張性というのは、拡大すればもっと細かい情報が見られたり、あとから範囲を広げることができる性能のことだ。紙では厳しいだろうから、やはりPDFなどのベクターデータが望ましい。
ただ、問題は、それを描くツールである。ツールの使い勝手が良ければ描く作業自体が楽しくもなるが、使い勝手が悪ければメンテもしたくなくなる。拡張の意欲を失ってしまったら、なんのためにPDFを選んだのかわからない。
以前は某フリーウェアを使っていたのだが、簡略図を描画するのに使い勝手が悪い上に、日本語フォントの扱いに難があった。
それで今日、何気なくVisioの代替になりそうなツールを探していたら、非常に使い勝手の良いものを見つけた。「draw.io」というやつだ。
ブラウザで動くWebベースのアプリというのは、正直あまり好みではないのだが、draw.ioはサクサク動く。
実際に地図を描いてみた。まず、丸を配置してから、それをダブルクリックして中に日本語で地名を入力する。そしてその丸をコピペする。ペーストされたものはすぐ隣に配置されるので、それをマウスドラッグで適切な場所に移動して、地名を変える。んで、先に描いた丸の一部を引っ張ると、コネクタから伸びる線が自動的に発生するので、すぐ隣の宿場のコネクタにくっつければ、宿場と宿場が道でつながる。実に直感的かつ簡単である。
今週末はコロナの影響でちょっと外出を控えることになっていて、時間があるので、ちょっと街道概略図を作ってみようかと思う。